霊峰「八海山」に登ってきました!の巻

  • 2017.06.22 Thursday
  • 18:54

 

みなさん、こんにちは!

いまくんこと「いまたろう」です。

 

先週末に新潟にてイベント出展してきました。

今回も超充実した旅となりました〜。

 

 

八海山

(八海山を登るいまくんの図)

 

 

めっちゃ楽しかった旅でしたので、

すぐにブログを書きたかったのですが、

イベント出展の荷物の片付けや

お休みした3日分のお仕事もたまっており(汗)

少し遅いレポートになっちゃいました。

 

 

さて、今回はイベントの前日入りで登ってきた

霊峰「八海山」の体験レポートです。

 

 

八海山

(関越道のパーキングエリア。まだ太陽も昇りかけですね)

 

 

土曜日の朝4時過ぎに東京を出発して、

環八から関越道に入り、新潟県の

南魚沼市にある八海山のロープウェイ乗り場に

7時30分ごろに到着しました。

 

 

谷川岳

(谷川岳のお水を汲めるパーキングエリア。今回も汲んできました)

 

 

八海山ロープウェイ

(やってきました!八海山ロープウェイ)

 

 

八海山のロープウェイの駐車場は、冬はスキー場にもなるため

1000台を収容できるそうなので、

駐車場の空きを気にする必要は全くありませんでした。

 

 

この日は朝8時20分がロープウェイの始発でしたので、

ゆっくりと登山グッズの整理と準備をして、発車待ちをしました。

ロープウェイの始発は17〜18名ほどの乗車でしたが、

その後、登山のあちこちの地点で、たびたび、

始発のグループとお逢いすることになりました。

 

 

八海山

(ロープウェイ近くの見晴らし台。朝は霧で何も見えませんでした)

 

 

八海山

(ここから八海山の登山道のスタートです)

 

 

八海山

(八海山の神様にもご挨拶をしていきました)

 

 

八海山

(前日の雨で地面はかなりぬかるんでいました)

 

 

八海山

(6月中旬でも、さすが新潟。登山道には雪がたくさん残っていました)

 

 

さて、今回の八海山(標高1778メートル)、

まだ登山を始めて1か月ほどの私には

けっこうハードな道程でした。

 

まずは前日まで雨が降っていたので、

地面は泥と水溜りで歩きづらく、

さらに6合目を超えてからは、

長い鎖場や急な岩場などもありました。

 

さらに朝から濃い霧が出ていて、

登りの時はほとんど周りの山の風景は見えませんでした。

 

 

八海山

(山に咲く花を見ると、たくましい生命力を感じます)

 

 

ただ、霧に囲まれた八海山の登山道は、

霊峰と呼ばれるように、凜とした美しさが漂っていて、

上杉謙信公の心意気といいますか、

「シャキッ」とした峻厳な雰囲気がずっと漂っていました。

 

 

八海山

(八海山は午前中はずっと霧に包まれていました)

 

 

八海山

(花がたくさん咲いている登山道もありました)

 

 

八海山

(まずは6合目の女人堂を目指します。あと少し!)

 

 

女人堂

(無事に到着、八海山6合目の女人堂。山小屋になっています)

 

 

ぬかるみと霧と残雪の中でしたが、

まずは八海山6合目にある女人堂に到着。

昔は女性はここまでしか登ることができなかったそうです。

 

ここはベンチやおトイレもあるので、

新潟のコンビニで買ってきた、おにぎりを

軽く食べて休憩してから先に進みました。

 

 

さて、6合目の女人堂から先の道程が、かなり大変でした。

しばらく進むと、一面が雪原地帯になりました。

 

 

八海山

(まるでスキー場のような急斜面です)

 

 

突如現れた雪原地帯。アイゼン(雪用スパイク)を用意していなかったので、

そのまま、前に歩いた人の足跡を頼りにひたすら登って行きました。

雪なので、もちろん歩きにくいですし、さらに滑って2〜3回転びましたが、

結構な斜面なので、ちゃんと止まらないと滑り落ちてしまうような場所でした。

 

雪原地帯をそのまま15分から20分ほど、

ひたすら登って行き、そこで、初めて

 

「何かがおかしい」ということに気づきました。

 

どう考えても、八海山の登山に訪れた人、

みんながみんな登れるような状態の場所では決してありません。

でもいくら先に進んでも前に行った人の姿が見えません。

 

 

八海山

(霧に包まれた雪原をひたすら登りました。でも登ってはいけません)

 

 

写真のような感じで、霧も強くかかっていましたので、

アイゼンがあっても、かなり険しいレベルです。

 

アイゼンなしの装備では、

これ以上は自分の実力では無理と判断して、

今回はここまでにしないと「危険」と思い、

 

残念ですが、八海山の登山は、

今回はここで諦めて下山することにしました。

 

そして、降りの雪山は、登りよりも、

さらに滑りやすいですので、ゆっくりゆっくりと

来た道を何度か転びながらも引き返しました。

 

 

そして、雪原地帯に入って少し歩いたぐらいの地点に、

6合目の女人堂でご飯を食べていた登山者の方が待っていました。

 

その方も途中まで登っておかしいと思い、引き返したみたいで、

私たちが道を間違えて、さらに先まで登って行ったのを見て

正しいルートを発見して待っていてくれたみたいで、

下から「こっちこっち」と教えてくれました。

 

登るときは霧がかかっていて、全く見えなかったのですが、

ピンクの布の印が雪原の中央にあり、雪原を横断して、

雪のない登山道に入る道があったのです。

 

この方が教えてくれなければ、そのまま下山して

帰っていましたので、まさに救いの神でした。

 

さらに同じロープウェイに乗っていた

他の2人組の登山者の方も後から

登って来ていましたので、

「こっちみたいです」と声をかけて、

無事にみんなで登山道に戻ることができました。

 

わざわざ見ず知らずの人のために、

親切にも待って、教えてくださった方の優しさに触れて、

登山は、とてもいいものだな〜と改めて思いました。

 

その後、救いの神様とは下山の時にも何度かすれ違い、

その度に何度もお礼をお伝えしました。

 

 

親切な登山者のおかげで、なんとか雪原地帯を抜けて、

再び登山道に復帰しました。雪原地帯でかなり

足の体力を使ってしまいましたが、まだまだ元気です。

 

 

八海山

(ここは八合目の薬師岳付近です。まだまだ霧が深いですね)

 

 

そして、今回の目的地の八海山9合目の

千本檜小屋まで到着しました!

 

 

ここで、本格的なお昼ご飯&休憩をとりました。

この先にはまだ八海山の「八ツ峰」と呼ばれる

コブのような山が8つ続いて、大日岳への

往復2時間ほどのコースが続いているのですが、

足を一歩踏み外すと、そのまま崖から落ちて

滑落死という場所になっています。

 

 

八海山

(絶壁を歩いてくる登山者の姿も)

 

 

写真の黄色い服の方が歩いている道の

入り口付近まで、どうなっているのかと

見に行ってみましたが、体力や技術云々

というより、そもそも高いところが

怖い人には絶対に無理なルートでした。

(迂回路もあるそうですが)

 

実際に何人もの登山者が滑落死をされている

ポイントですので、私はご遠慮しました。

 

 

さらに、危険ポイントの入り口近くを

見に行った時に、岩に座っている

登山者の方から話しかけられたのですが、

 

ふと見ると帽子が血で真っ赤に滲んでいて、

顔半分も擦り傷だらけでした。

 

なんでもロープウェイからのルート以外の

コースから来て、滑落してしまい、

肩も脱臼してしまったらしく、

片手も動かない状態で

なんとか登って来たということでした。

 

 

「救助隊を呼びましょうか?」

と伝えましたが、いいですとのことで、

「一緒に降りましょうか?」とも

お伝えしましたが大丈夫ですとのことでした。

 

その後、近くに避難小屋があったので、

そこに行かれたみたいですが、

「下に降りたら伝えます」ということで、

降りてから、ロープウェイの方に伝えたら、

すでに他の登山者の方から聞いていたみたいでした。

無事であったことを祈っています。

 

頭から血を流していた方も、そのまま血を流して

山の中で倒れこんでいたら、助けも来れないでしょうから、

本当に命がけで、なんとか上まで登ってきた様子でした。

 

 

今回の八海山の登山は、山の怖さや厳しさ、

美しさをたくさん学んだ登山となりました。

 

 

 

八海山

(下山時は霧が晴れて、絶景が続きました)

 

 

さて、ゆっくり9合目で休んでから

下山を始めると霧も晴れてきて、

絶景が広がってきました。

 

 

八海山

(行きに迷ってしまった雪原も、

帰りは霧が晴れてはっきりと目印も見えました)

 

 

さて、下山時は霧が晴れて気持ちよく帰りました。

しかし朝を思い返すと、ロープウェイの係員の方が、

「先週も4.5合目付近で道に迷ってしまった

パーティーがいましたので、お気をつけて」

というアナウンスがありました。

 

行きの時は「いったいどこで迷ったんだろう?」

と不思議に思いましたが、帰りに私も

4.5合目付近で道に迷いになりそうになりました。

 

 

人の多い都心部の低山の場合は

道案内の看板もたくさんありますので、

そんなに迷うことも少ないと思いますが、

 

あまり整備されていない山の場合は、

「あれ、おかしいな」と思った時は、

来た道をそのまま引き返さないと

本当に道に迷ってしまいます。

 

何しろ、正しいルートでも「ここ道なの?」

という場所が何箇所もありましたので、

自分が合っているのかどうかの判断も、

なかなかつかないのも確かでした。

 

 

でも「ちょっとおかしいな」と思ったら

早めに引き返すのがポイントだと思います。

 

自分が間違えるわけがないと思い込んで、

そのまま突き進んでしまうと、

大変なことになってしまいます。

 

 

八海山

(八海山の4合目付近から。左から2番目のギザギザ山が八ツ峯です)

 

 

ほんの半日ほどの登山でしたが、本当に色々な出来事がありました。

そして、今回は山の事故で一番多いという

「道迷い」がどういう状況で起こるのか、よく分かりました。

 

 

多分、八海山に登ったことがある方でも、霧が出ていなければ

あんなところで迷うわけないじゃんと思う方もいるでしょうし、

大雨の中の山行でしたら、今回の私の印象よりも

ずっと大変な山だったという印象に変わるでしょうし、

それは季節や天候などでも、全く変わると思います。

 

 

八海山

(ロープウェイ付近。午後は晴れて緑が広がっていました)

 

 

とにかく山の場合は、いつも「謙虚な気持ち」で登らないと

シャレにならない状況も生まれてしまうと思います。

これからも気を引き締めながらも、

楽しく登山をしてみたいと思います。

 

 

それでは、次回は、次の日に開催のイベント

「笑顔のまーけっとVol.8」の

体験レポートをご紹介したいと思います。

 

 

それでは、みなさん

八海山でも楽しく宇宙ボール!

 

 

 

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